高野山に行きました。
高野山には親戚のお墓があります。
そこで法事があって、それに参列したのです。
初めて高野山を訪れたのが7年前。
以降、年に1回、お墓参りに行っています。
東京から、和歌山の高野山までは、ずいぶん遠い。
なかなか気軽に行けません。
そこで、少しでも楽にしようと、仕事で大阪に行った時を利用していました。
大阪からなら、まだ行きやすい。2時間くらいで高野山に着きます。
仕事を終えてから大阪で泊まり、翌朝、電車とケーブルカー、バスを乗り継いで高野山に。
そして墓参りをしてから、東京に帰ります。
大阪からスタートしても、東京へ帰るまでは1日がかりです。
いつもはそんなパターンですが、今回はいつもと違いました。
高野山に泊まったのです。
宿をとったのは、宿坊です。恵光院というお寺にお世話になりました。
部屋は床の間付きの和室です。
やはり宿坊は観光旅館とは違いますね。
凝った作りも便利な設備もないところが、いかにも宿坊。
窓からは日本庭園と本堂の建物が見え、お寺に泊まっているのだと実感します。
包み込まれるようなしんとした静かも、宿坊ならではの緊張感です。
そんな中にも、ほっとするものが。
それは、こたつです。
部屋の真ん中にこたつがしつらえてありました。
空調設備がないので、寒さを凌ぐためのものです。
今ではあまり見かけなくなりましたよね。
懐かしくて嬉しくなって、ずっとあたっていました。
それと、いかにも宿坊というところがもう一つ。
夕食です。
始まりが何と5時半。7時には食事が終わっている。
そして料理は、シンプルな精進料理。
宿坊の夕食は、いたって健康的ですね。
いつもこういう時間と献立で食事ができたら、きっとすこぶる健全な体になれるのだろうなあと、うらやましくなりました。
そして宿坊ならではの醍醐味が、朝。
泊まった日の翌朝、7時からの本堂でのおつとめに参加しました。
まだ目覚めきれていない状態でお経や鐘の音に浸っていると、体がすうっと軽くなって、リラックスしてきました。
さらにその後、護摩焚きにも参加しました。
護摩がくべられるにつれだんだんと高く燃え上がる炎に、気分が高揚してきました。
貴重な体験でした。
早起きは大変でしたが、とても感激しました。
高野山滞在中、観光で金剛峯寺に行きました。
高野山真言宗の総本山の寺。
皇族が高野山を訪ねた際に泊まる寺でもあるそう。
そんな由緒ある寺が豊臣秀吉の建立と聞いて少し意外でした。
もっと歴史のある寺というイメージだったから。
それでも、威厳と風格が感じられ、感動しました。
いつもは駆け足で過ごす高野山での時を、このたびは、ゆっくりと過ごすことができました。
十分に厳粛な空気に浸れて、身も心も、清められたような気がします。
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